ご参考

飛行機輪行

飛行機輪行、つまり自転車を飛行機に乗せてツーリングを楽しむ方法について、私の経験に基づいてご紹介します。

「輪行」といえば、自転車を輪行袋に詰めて鉄道に乗せ、遠隔地に行きそこでツーリングを楽しんだり、ツーリングを楽しんだあと遠隔地から戻ってくることを指しますが、「飛行機輪行」ですと、その遠隔地の範囲が一気に広がり、思う存分のツーリングを楽しむことができます。

 

飛行機輪行の方法:

 

1.自転車を受託手荷物として航空会社に預ける際に行うべきこと:

 

 1)左右のペダルを外す

    ※ペダルを外すにはペダルレンチという工具が便利です。

    ※一度も外したことが無い場合、いきなり飛行場について外そうとしてもシッカリ締め付けられ

     ていたり錆付いていたりして外れない場合があるので、事前に一度外してみる事をお薦めしま

     す。

    ※ペダルレンチの長さはおそらく15センチ以上。その長さの金属製器具は客室内に持ち込み禁止

     ですので、袋等に入れて自転車にくくりつけて自転車と共に預けてください。

    ※外したペダルは、袋等に入れて自転車にくくりつけて自転車と共に預けるか、またはバッグ等

     に入れて客室内に持ち込みます。

 

 2)タイヤの空気を抜く

    ※飛行機内の気圧調整が効かない場所に自転車が入れられる可能性が高いので、パンク防止の為

     に空気を抜きます。

    ※完全に空気を抜いてしまう必要はありません。空気は少し残しておく事をお薦めします。

    ※到着した空港で再度チューブに空気を、それも高気圧(8気圧以上)入れる必要がありますの

     で、それが可能な空気入れを携行する必要があります。

 

 3)ハンドルを固定する

    ※ハンドルがぶらぶらしないよう、紐等でボディに固定してください。

    ※ハンドルがフレームに平行に固定されている状態にします。

 

 4)輪行袋に入れる

    ※前輪のみ外して自転車のボディにくくりつけて輪行袋に詰める方法でOKです。

    ※前後輪の両方を外して自転車のボディにくくりつけ輪行袋に詰める方法も、モチロンOKです。

    ※サドルも含めて、輪行袋から何も外にはみ出ないようにしてください。

    ※航空会社による手荷物チェックの為のX線の機械を通す為に、前輪のみ外して輪行袋に詰める

     方式の場合、サドルの高さを少し下げる必要があります。

     (サドルが高すぎるとX線の機械を通らない可能性があります)

 

2.その他

 

 1)エンド金具を付ける

    ※飛行機輪行に限ったことではありませんが、運搬中に自転車のエンド幅が狂わないよう、エン

     ド金具を装着することをお薦めします。

     (前輪や後輪を外した状態のエンドはとても弱く、何かにぶつかったりした際に、エンド幅が

      狂ったりするそうです。)

 

 2)自転車ライト、サイクルコンピュータ等のアクセサリは外す

    ※破損防止・盗難防止の為、外して機内に持ち込むことをお薦めします。

     (出っ張っているし、外しやすいし、、、)

 

 3)サイズと料金(2015年6月現在)

   飛行機会社やフライトチケットの条件によります。

   以下、ご参考に。

 

   ANA:

    【 サイズ 】

      3辺の長さの合計が203cm以内のもの

      * 搭載する航空機の貨物室に収納可能なもの。3辺の合計が203cmを超える手荷物は、航空機

       の貨物室に搭載可能な場合に限り預かる。

    【 重 量 】

      一人20kgまで無料。

      * 20kgを超えると、別途重量超過手荷物料金が発生する。

 

   JAL:

    【 サイズ 】

      50cm×60cm×120cm以内。

      * 3辺が50cm×60cm×120cmを超える手荷物については、航空機の貨物室に搭載可能な場合

       に限りお預かり。

    【 重 量 】

      お預けの手荷物と合わせて20kg以内。20kgを超えると、別途超過料金が発生する。

 

   スカイマーク:

    【 サイズ 】

      50cm×60cm×120cm以内

    【 重 量 】

      一人20kgまで無料。20kgを超えると、別途超過料金(重量超過1kgにつき500円)が発生す

      る。

 

   ジェットスター:

     エコノミークラスのStarter運賃またはStarter Plus運賃でフライトを予約の場合、受託手荷物

     はすべて有料。予約の際に、受託手荷物の希望重量枠を選ぶ。重量枠は15kg~40kgまで5kg

     単位で、搭乗者一人当たり、フライト1便ごとに選択可能。受託手荷物の支払いは、予約時にす

     ると一番お得。 

    【 サイズ 】

      最大サイズ:190cm

    【 重 量 】

      40kgまで(15kgから5kg単位で料金が変わる)

    【料金例】

      ■予約時にオンライン購入、15kg以内の場合:

       ・新千歳・那覇発着:¥1,440

       ・上記以外:    ¥1,030

      ■予約後にオンライン事前追加購入、15kg以内の場合:

                 ¥1,850

 

以上